こんにちは~みわんこです。「幼稚園えらび」をテーマとした記事は、今回で最後となります。宜しければこちらもご覧ください。※あくまでもわが家の場合、という個人的な感想ですのでご了承くださいませ。
今迄の話をザクっと説明すると
1回目の引越し→近所の幼稚園が定員オーバーで入れなかったので入園できる幼稚園をさがす→5園くらい見学→車で10~30分圏内で探すが、結局車で15分の幼稚園へ入園→2回目の引越し→以前見学行った時に惹かれていた幼稚園が近くなったので(車で20分)転園
近くなったとは言え…道路の混雑時は30分かかってしまうことも。
長男が卒園したあとの衝撃的な気付き
まず、結論から言うと…私が良かれと思っていた『自由でのびのび』した環境が、長男には合わない部分がありました。これは、本当に私にとっては衝撃的な事実だったのですが、『自由』って最高じゃないか! とそれまでの私は思っていたのです。でも、長男を通して『自由』が必ずしも良いとは限らないということを知りました。
『自由』って最高?
私はとにかく昔から『自由』が大好きでした。昔から「好きな絵を描いていいよ~」と先生に言われると、とにかくはりきって描いていました。『自由時間』『自由行動』など自由が付く言葉に魅力を感じるし、実際自分の好きなもの・好きなことが出来るから楽しい。当然、みんなそうだと思っていましたし、息子もそうなのだと思っていました。でも、長男は「何をしてもいい」という環境が苦手だったのです。しかも、それに気付いてあげられたのは彼が小学校へ行ってからだったのでした…。
自由だった幼稚園
長男が転園した幼稚園は本当に自由でした。例えば絵を描くにしても「〇〇を描きましょう」ではなく、なんでも好きなように描いていいし、作っていいのです。作品展では、才能溢れる作品がいろどりみどり。みんなそれぞれ自由に作っていて、小さいながらも才能溢れるアーティスト達の展示会へ見に行ったようで見応え抜群でした。
なにつくればいいの?
展示会の前に、息子が泣いてしまったことがありました。理由は…
みんなみたいに じょうずにつくれない
こちらの幼稚園では先生の助言はあるものの、イチからこどもが考えた完全オリジナルの製作品を作るので、息子のように「なにつくればいいか分かんない」という子にとって『自由』な発想を求められることは、苦痛になってしまっていたようでした。
長男がつくったものは、どんなものでもカッコいいし素敵だよ!
この時、こう慰めて息子もなんとか作品を作ることが出来、私は気付くことが出来なかったのですが…
学童で作ってきた鯉のぼり
小学生になってから、5月に学童で作ってきた制作物をニコニコの笑顔で持ち帰ってきた長男。本当に嬉しそうに、大事に持ち帰ってきたのは鯉のぼりの飾りでした。それは、学童の先生が殆ど作ってくれていて、子ども達は目のシールを貼るだけで完成するというものでした。
上手でしょ?
その時のキラキラした目の長男の顔は、忘れられません。その時私はハッとしました。なんでも『自分たちで考える』『好きにしていい』『自由』って、全部自分で考える必要があるから実はすごく難しい。息子は自由にしたいわけじゃなく、先生に教えてもらいながらキレイに作品を作りたかったんだなぁということに、初めて気が付いたのです。
幼稚園えらびの時に「ここがいい!」とこだわりを持って選んでしまったけど、まさか『自由』なことに息子が悩まされるなんて…
幼稚園には、それぞれ特色がありますよね。これは、幼稚園を選べる環境なら選んでもいいと思います。でも、子どもって本当に親が思っている以上に強いし、どんな環境でも頑張れるし学んでくれる、頼もしい存在なんですよね。
のびのびできる、自由ってことにこだわらなくても良かったかも
ということで、幼稚園は『家族が無理のないように通えるところ』で全然いいってことが分かりました! そのことを学べたおかげで、次男、三男ともに保育園のこだわりは無く、近所の入園可能だった保育園へ毎日元気に通っています。大事なことを教えてくれた長男、どうもありがとう。
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